燃料用ペレットの特徴について


燃料用ペレット
燃料用ペレット

 

燃料用のペレットは立地する工場の環境や、使用材料等によって大きく特長が異なります。また、お使いのストーブの仕様によっても相性がある場合もあります。お使いのストーブに合う商品を探すのも重要な事になってきます。

粒径(粒の大きさ)による違い

左から6mm,7mm,8mm
左から6mm,7mm,8mm

 

現在の日本木質ペレット協会の品質規格における木質ペレットの直径は6~8mmと定められており多くの製造工場ではこの直径で生産しております。写真はわかりにくいかもしれませんが、両方とも左から6mm,

7mm,8mmのペレットになります。

 

 

6mmのペレットペレットストーブ用のペレットとして、多くの工場にて生産されている径のペレットになります。欧州ではD06と呼ばれ、6 ± 1mmの直径の許容範囲があります。当センターの森暖子 6mm は現在このサイズで生産しております。

 

 

7mmのペレットペレットストーブ用のペレットとして、国内では多くの工場にて生産されております。欧州では専用の規格はありません。(後述)当センターの森暖子 7mm は現在このサイズでの生産となっております。

 

 

8mmのペレットは主に業務用のボイラー等向けのペレットとして生産されております。一般のペレットストーブには不向きです。欧州ではD08と呼ばれ、8 ± 1mmの許容範囲があります。

 

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欧州規格ではD06、D08規格にそれぞれ±1mmの幅がある事から、7mmのペレットはペレットストーブ、業務用ボイラー両者に適応する範囲のペレットである事がいえるのではないでしょうか。

 

また、ストーブによっては6mmペレット専用設計となっている機種もございます。その場合、6mm径以外のペレットを使用すると不具合が生じやすい場合もあります。詳細についてはお買い上げされたメーカー、販売店にお問合せ下さい。

使用材料による違い

左:製材端材等 右:間伐材等
左:製材端材等 右:間伐材等

両者ともにホワイトペレットですが、製材端材を主に使用している工場は白色が強く、間伐材を多く使っている工場では茶色が強い傾向にあります。製材由来の製品は、間伐材や輸入材の製材屑等を、間伐材由来の工場では地産のスギ・ヒノキ・マツを使用しているものが多く、その配分は工場の環境によって異なります。

 

同じ商品でも工場の立地環境や使用樹種によって色、灰量、熱量、火持ちが若干異なっております。品質規格にて規定はありますが、合格範囲の中でも詳細は各工場によって千差万別で、最も特徴が出やすい部分にあると思われます。当センターでは最初にお買い上げの際に品質管理書を発行しております。ご利用の際はご参考のほどよろしくお願い致します。

 

ご利用のストーブとの相性も、ペレットの直径や使用材種等によって決まっておりますので、最適な一品を探すにはいろいろ試してみるのも一つのではないでしょうか。

さらに詳細を知りたい方は下記にて!


ダウンロード
燃料用木質ペレットの品質規格(欧州)
pellet1.pdf
PDFファイル 204.9 KB
ダウンロード
燃料用木質ペレットの品質規格(日本木質ペレット協会)
当センターはこの規格に準じて生産しております。
pellet2.pdf
PDFファイル 829.9 KB
ダウンロード
燃料用木質ペレットの品質規格(ペレットクラブ)
pellet3.pdf
PDFファイル 157.1 KB